日本人は、アルコールを介して仲間とコミュニケーションをとる「飲み会」文化を持っています。ただ日本人は、他の人種と比べてアルコールが弱い体質の人が多くいますし、そういった人で鍛えられてアルコールが強くなったというタイプの中には、糖尿病性神経障害になる人がいるので、注意が必要です。「酒量を減らさなければいけないと思ったことがある」「酒を飲むことを批判されていらだったことがある」「飲酒に後ろめたい気持ちや罪の意識をもったことがある」「自分の意志で、朝酒、むかえ酒をしたことがある」のうち、三つ以上が当てはまる人は、酒に飲まれている問題飲酒者であり、アルコール依存症の可能性が十分にあります。また、酒量が多い、休肝日がないというのは、太る原因の一つになります。さて、日本人の「早食い」も、海外旅行に出かけると一目瞭然です。ヨーロッパでは、日本ほど、フアーストフード店を見つけることもできませんし、レストランに入れば、あまりにもゆっくりした給仕に、観光する時間がなくなったと嘆く人もいます。しかし、ファーストフードにばかり目を向けていてはいけません。ファーストフードの先進国。米国の若者を対象とした調査(2005年)では、ファーストフードを週3回以上食べる人は、週1回未満の人と比べて、15年間の経過をみると、体重に4・5キロの差があったと報告されています。日本も、老舗の料理屋に昔の食文化の風情が残っています。かつては、日本人もゆっくりとスローフードを文化として楽しんでいたようです。しかし、現代人の食事時間は平均して、H分。とても短いのです。結果的に、その間の口を動かす回数は限られ、H分間のかむ回数は620回と言われています。ちなみに、徳川家康の時代から戦前までは、22分間の1400回強、卑弥呼の時代にいたっては、5‐分間の4000回弱と推測されています。よくかむことは、消化を助けるだけでなく、満腹感を得やすくします。現代人は満腹感を得ないうちに食べ終えるか、満腹感を得るために量を増やすかという選択を強いられていることになります。よくかまなければならない繊維質の多い野菜類を摂る習慣は、この点からもお勧めします。早食いもまた、太る原因の一つなのです。


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