とはいえ、誰もがそうなるというわけではありません。合併症が起きるかどうかは、HbAlc (ヘモグロビン・エーワンシー)という血液検査値のチェックによって大まかな予測が立ちます。つまり、この検査値がある値を超えないように注意し、定期的に観察していくことが大切なのです。昨年、健康診断を受けたからと、今年スキップしてしまう人は、この値の変化に気づかないということになります。このHbAlcは、検査日前の1?2か月間の血糖コントロールの状態を教えてくれます。検査1週間前になってからあわてて生活改善を試みても、当然見抜かれます。HbAlcの値は、成績表にたとえて、。優     5・8%未満・良     5・8.6・4%・可 不十分 6・5.6・9%・可 不良  7・0.7・9%・不可    8・0%以上と判定されます。「優」ないし「良」を維持できていれば、糖尿病合併症の心配は激減します。2型糖尿病を対象とした熊本県で行われた研究では、HbAlcの値が6 ・5%を超えると網膜症、腎症の増加がみられました。注意が必要なのは、食後に血糖値が高い場合です。これもまた、合併症が起きやすく、食後血糖の値が200mg/dLを超えた時点から、網膜症などの合併症が急増しています。HbAlcにしても、食後血糖にしても、ある値を超えると突然合併症が起きやすくなるわけで、それ以下の値での維持。管理がいかに大切かが分かります。


このページの先頭へ戻る