英国の研究(UKPDS)によると、2型糖尿病の人がHbAlcの値を1%
下げると、三大合併症の発現頻度はマイナス2
5%まで減り、心筋梗塞や関連死
もそれぞれマイナスЮ%と減少しました。
また、日本の研究(日本糖尿病予防プログラム)では、平均して2キロの減
量を維持できれば、糖尿病への移行率はほぼ半減し、糖尿病予防に寄与したと報告しています。減量の効果については、米国でも、北欧でも、程度の差こそあれ、糖尿病予防の有効性を支持するデータが得られています。さて、メタボに寄り添う形の糖尿病。肥満対策がいかに大切かが、お分かりいただけたでしょうか。
食べるという行為は、「いただきます」のずっと手前から「ごちそうさま」にいたるまで、カラダの生理機能とココロの心理機能の両者によって支配されています。ハーマン博士らは、これを説明するために、「過食の境界モデル」を唱え、ベクトルの始点である左に空腹感、ベクトルの終点である右に満腹感を置き、空腹感からさらに左に位置するとき人は不快感を覚え、摂食の開始を強く動機づけられ、満腹感からさらに右に位置するとき人は苦痛を感じ、摂食を停止するという行為に及ぶ、と説明しています。そして、「いただきます」と「ごちそうさま」の間、つまり空腹感と満腹感の間では、生理的要因よりは心理的要因によって摂食行動が支配されていると考えられています。たとえば、天7日のおすすめ」とか、天7朝、港で上がったネタ」とか、ココロを揺り動かされる情報によって追加注文してしまうような状況です。また、このような食べものが持つ感覚属性、たとえば、見栄えが良い、耳に心地良い、香りや匂いが良い、風味や味つけが良い、といった感覚に訴える刺激に、敏感に反応する傾向は「外発反応性」と呼ばれています。


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