肥満解消のための教育では、この「外発反応性」にヒントを得て、いろいろな視覚的教材を用いた体験学習が効果を上げています。たとぇば、「2。歳のときから比べると、体重はどれくらい増えましたか?」と聞いたとします。「増えた分のほとんどが体脂肪ですね」と、さらに情報を追加するとします。聞かれた方は、「10キロぐらいですよ」と答えます。そこで、身の回りのものから10キロに相当するものをイメージしてもらうのです。男性の場合、お米の10キロ袋をイメージさせることができるでしょう。女性なら、生まれたばかりの赤ちゃん3人分、あるいは1歳児をイメージしてもらうと良いでしょう。さらに、それに相当する重さのもの、たとえばペツトボトルに水を入れて目の前に置き、実際に持ってもらうのも効果的です。このとき、スーパーの袋に入れて持ってもらうと、指にグッと食い込み、もっと重さを体感できます。その結果、本人は実感として、「こんなもの担いで生活してたら、膝や腰に負担がかかるのも当然だ」F」れがほとんど脂だなんて、カラダがいかれてくるのは想像できる」と納得するわけです。

 

お弁当箱は、最近、おしやれでカラフルなものが店頭に並んでいます。子ども向けや女性向けに限らず、男性向けのお弁当箱もライトなものから風格のあるものまで揃っていて、どれも食事をおいしくしてくれそうです。このお弁当箱を計量器になぞらえた「弁当箱はかり」という、健康生活のレシピがあります。お弁当箱を開いて、主食(ご飯)と副菜(野菜類)と主菜(肉や魚類)を3対2対1の割合で詰めるとします。お弁当箱の容量が仮に800ミリリットルだとした場合、そのお弁当のカロリーの用量はおよそ800キロカロリーに相当する、と計算できるのです。お弁当箱を一回り小さくすれば、カロリーが減らせます。お弁当箱の容量Tヽリリットル)を摂取カロリーの用量(キロカロリー)に置き換えて、簡単に食事の管理を工夫するというュニークな方法です。これなら、日常の生活にも簡単に取り入れられそうですね。さらに、もっと簡単な食事管理の工夫として「手ばかり」という方法もあります。両方のてのひらを合わせて茶碗型をつくり、これが毎食の一膳分のご飯量と決めます。野菜や海草は、両方のてのひらを広げて、それにのる分量(1日では、てのひら3回分)を摂りましょう。1回あたりの、牛乳とか乳製品は両てのひらに収まる分量、果物は握ったこぶしの大きさ、料理に味を添えるドレツシングやマヨネーズは親指と人差し指で形づくる0 (オー)型リングの大きさに、とどめましょう。


このページの先頭へ戻る